9.腸炎

2回目の生理が終ってまもなく いつも通りに食事を終えた菜々が下痢ピーをしました。
あれっ食べ過ぎたかな、少し様子を見ましょうと 手作り食にして初の絶食をさせる事にしました。
その後のうんちに血の様なものが混ざっていて 少し気にはなりましたが、最近調子がよかったし 散歩をせがむ程元気なのでそのままにしました。

翌朝もやっぱり血便ぽいうんち、菜々は何も食べようとしません。
どうしよう、でもなるべく病院には行きたくないし・・・でbigwoodさんに電話相談をしたら 多分胃か腸の壁が荒れて出血しているのでしょうとの事でした。
ちょうどスパミールのストックも切れていたので 消化酵素のエンザイムと一緒に注文し、その間消化の良い物を少しずつあげようと思いました。
一番に作りたかった須崎先生の本に載っていたくず練りは どうしても口に入れてくれません。
日頃から慣れさせておけばよかった。

3日目、治りかけたと思っていたら はっきりした血便になりました。
この時点ですぐに病院へ行くべきでした。
さすがにお腹がすいた様子なので 好物のさつま芋やりんごをあげました(これらは逆に良くないと 後で先生に聞くのですが)。

4日目、この日は日曜日、少し痩せた気がするけど やっぱり菜々は散歩をしたがります。
血便は止まりません。
夜、ネットで調べた主人が パルボウイルス症に似てると青ざめていました(ワクチン接種は100%ならない訳ではないそうです)。
血便の時は医師の診断が必要とどの資料にも出ており 私の判断ミスだと思いました。
明日は病院へ連れて行こうと決め寝ようとしましたが 菜々が夜になるとお腹がせくのかうろうろして回り、何度も玄関で血便を出しました。
トイレシート以外で粗相をする事はほとんどないのに・・・
主人は一睡もせずに 菜々の様子を見たり、きゅるきゅる鳴るお腹を優しく撫でていました。
今考えると大袈裟なのですが 死んだらどうしようと不安でした。
明け方 やっと眠った菜々を見て少し気持ちも落ち着き 朝1番に病院へ連れて行きました。

5日目、先生も「元気ですね」と笑われる程 診察台でばたばた。
体重は5.9kg、痩せてる。
お腹を押さえて痛がらなければまず大丈夫との事、便の検査も異常なしでほっとしました。
血便が赤い様なら腸が、黒っぽく赤いなら胃の表面が傷ついている、持って行ったうんちは腸のものの様です。
注射と飲み薬、それから久しぶりのフード缶を購入。
夜 少しだけ食べました。

6日目の明け方、大きな血のかたまりの様なうんちが出ました。
お腹のきゅるきゅるがまだあったので 念の為もう一度病院へ行き 便の検査と注射をして頂く。
小さい頃はあんなに好きだった缶のフードをあまり食べたがらないので スパミールを温めて一緒にあげました。

7日目、8日目 徐々に普通食に戻していく。
問題は、あの血の固まりみたいなうんち以来 一度もうんちが出ていない事。
主人と「うんち出ろ出ろ」と呪文をかけるみたいに菜々のお腹を擦りました。

9日目の朝、やっと出た出たうんちくん、それも山盛りが2回!
思わず拝みそうになりました。

今回の件は 深い反省とともに終りました。
菜々に辛い思いをさせ、主人を睡眠不足にさせ、お友達に心配をかけました。
幸いだったのは いつの間にか菜々に体力がついていて 回復がとても早かった事です。
以来、軟便はあってもひどい下痢はありません。
お医者さんともっと上手につきあっていかなければと思いました。