23.脱臼 5

7月17日、朝起きてきた菜々の足の運びがおかしい。
左足を伸ばすように歩いています。
前回が2月11日、半年に1度の割合で起こる脱臼、きっと痛いよね。
声をかけてみてもあまり元気がありません。
炎症を起こしているかもしれないと思い、昨年病院でもらったリマダイルを1粒ごはんの中に入れました。
こんな時でもごはんだけは完食する食欲が嬉しい。
いつも通り食べ終わった器をくわえて運んできて 私達の目の前でもう一度舐めまわしました。
すぐに足の状態も戻って元気になったけど、今日はお散歩は無しね。

数日後脂漏症の治療で通っている病院に行ったので、膝のレントゲンを撮ってもらったところ左の膝がはずれていました。
先生が私の指を菜々の左足の膝部分に当てて、入ったりはずれたりするのを確認させてくれました。
グレードではVからWの間、前回触診した時にははずれていなかったから進行した事になるそうです。
5月にはグレードU〜Vの診断でした。進行している。
これまで脱臼に気がついたのが全部朝なのは何故なのかお聞きしたら、人間と同じで朝は関節の間の液、潤滑油の様なものが少ないので痛みを感じる。
それが時間が経つと潤ってきて感じなくなるのだそうです。

手術をした方がいいかも聞きました。
ここまで悪くなると手術を勧めるけれど、ウエスティの場合はジャンプしたり飛び降りたり走ったりする子が多いから 99%手術で成功していてもあとの1%の飼い主さんのリハビリがきちんとできないと また靭帯が伸びたりする事が多いと言われました。
菜々の一生のうちの半年間を乗り越える事で、先がより幸せなものになるならその方がいいかもしれない。
その後は元気に走れるのだから。
でも術後はずっと安静にケージ(ふた付)で生活をしなければならない。
手術も片足ずつなので両足が普通に歩けるまでに半年かかる。
手術するなら若い方がいい、どうしよう。
ピンク(上)矢印・・・右側の骨部分と比較すると内側にずれているのがわかる。
            (ボケてる写真でごめんなさい)
緑(下)矢印・・・骨の白い三角の所が正常な右足にはない。
手術になった場合(左足)は
1、膝蓋骨(矢印ピンク上)が飛び出さないように骨の溝を深くする。
2、脛蓋骨(矢印緑下)に少し変形が見られるので削って滑らかにする。
3、靭帯をひっぱってとめる。
の方法をとるそうです。

8回ほど関節液の注射(アデクワン)をする事になりました。
これだけで随分良くなるわんちゃんもいるそうです。
菜々が楽になるといいな。
週に2回、その後様子を見て1回打つ事にしました。

菜々が膝蓋骨脱臼とわかってからサプリを飲ませたりして何とか手術をしないでいきたいと思っていました。
でも菜々は少しずつ悪くなっています。
ちょうどお友達ウエスちゃんが頑張って手術を受けた事で励まされ、私の考えも大きく変わりつつありました。
問題はどこの病院にオペをお願いするかでした。
この病院は信頼できそうだけれど、自宅からかなり遠く毎日高速で通うのは大変です。
主人に相談すると半年も菜々にリハビリさせるのはかわいそうと反対でした。
菜々がストレスをためる方が身体に悪いかもしれない、色々な方の意見を聞いたり他の病院もあたってみる事にしました。